「なんかちがう!」という感覚
深い集中状態で練習していると、必ず、「なんか、ちがう」という感覚が発生します。
ひとつの音にこだわる。
この音は、もっとこういう響きにしたい!
フレーズの頂点への持って行きかた。
下降する際のエネルギーの微細な変化。
なんか、ちがう!
ハマってない感じ。
私は、この気持ちが発生した時こそ、「よし来たぞー!」と、やる気になります。
なぜなら、しっかりと深い所で音楽に向き合っている証拠だから。
とっても、大切なことです。
その気持ちが発生するってことは、「こうしたい!」という自分の理想があるからこそですもんね。
自分のやりたい音楽がある。
ピタリとハマるまで、練習する、し続ける、という日々を送ります。
それを人は、努力と呼ぶのでしょうか??
はたまた、芸術に携わることの醍醐味とも言えるでしょうか(*^^*)
小さい生徒さんたちには、「譜読みは練習ではないよー」と、かなり厳しい事を言う私(笑)
譜読みが出来てからが、本当の練習。
そこからが、音楽の醍醐味です。
どうしたら、思うように弾けるようになるか。腕や手首の角度をポイント的に探しながら何度も弾く。脱力と筋肉の収縮のバランスを確かめながら、手の配置で鍵盤状を探っていくということをしています。
繰り返し、何度も何度も。
作品に深く向き合う事と、自分に向き合う事は、全くもって一緒だなぁと、いつも思います。
だからこそ、芸術性の高い作品を弾くという事が大切だと思います。
練習しながら、ピタリとハマるところまで持って行く日々というのは、常に自分自身の感情をコントロールする事にもなるし、精神的なものにどれだけ繋がっているかな?という事が明らかになりますね(^ ^)
最後は、自分の感情と精神のコントロール。
人生と同じですな!
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