無我無心

板橋区にある南蔵院さまでのコンサート、無事に終演致しました。冷たい雨が降り続くなか、120名ものお客様にお越し頂き、ホールは満員でした。主催者様方のご尽力とサポートのお陰様で、1つのコンサートが成り立つ事を改めて体感でき、感謝の気持ちでいっぱいです。

とっても好評だったドレスの写真は撮り忘れ、地味なリハーサルと開演前の写真しかございませんが、当日はJCOMさん(ケーブルテレビ)が入っておられ、演奏時の撮影と終演後のインタビューを受けました。25日に放映との事でしたが、私はTVを殆ど観ない環境でして、我が家はケーブルテレビに繋がっておりませんので残念。

電子楽譜も定着し、自分の中で普通になりました。私はどうしても緊張すると暗譜が飛びやすく、それが長年の悩みでした。電子楽譜に変えてから、ソロを演奏する時も譜面を置くようにしました。結果として、暗譜が飛んでしまう不安も解消され、譜めくりもとても楽でスピーディー。色んな意味で安定感あり。落ち着いて、演奏に集中する事が1番大切。

ご感想の中に、「音楽で人を癒し、その人についたネガティヴなものを取り去り、浄化する役割の方なのですね!聴いた人が、エネルギーが軽くなって帰って行くんですね!」というお言葉がありました。「ご自身でもそのおつもりですよね?」と聞かれましたが、実は私はそのような自覚はなく。ただ、もしそうだったら本当に嬉しいし、そうであれたらいいなぁ、とは思います(*^_^*)
とにかく演奏に集中していますし、「集中する事に集中してる!」と言ってもいいくらいなので、「さぁ、今日も人様を癒そう!浄化しよう!」などと意識していたら、それそのものが邪心になってしまうのですね。外側に意識が向いている事になるので、音楽に集中はできず、繋がるところが違うところに行ってしまうのではないかな?と、感じています。そして、そのような外側の意識では、到底クラシック音楽は演奏できないのが現実としてあるのです。

無我無心


オリンピック選手や、トップアスリートもきっとそのはずです。皆、自分の中の静かなところ、マインドを消し去ったところに入るからこそ、成り立つ世界なのだと思います。

私にとって、ピアノを弾きこなすのはとーっても難しい事。自分の技術の弱さや思い込みなどをクリアしながら、長い目で向き合って行こうというスタンスでやっています。演奏を聴いて頂いた方が、私の演奏で癒されたり浄化されているとしたら、こんな素晴らしい事はないです!!こちらはそんなつもりがなくても、そのようなギフトをお届けできているとしたら、そんなナチュラルな循環こそ、本当の役割なのではないかな?と、思ったりして。

そして、それは職業や立場もかんけいなくて、「私はあなたを癒しますよ!」と宣言しなくても、何気ない会話や、何気ない気遣いで、人は互いに癒され浄化されていると思うのです。