自己実現の先にあるもの

親友のピアニスト早川奈穂子氏がFacebookに素晴らしい投稿をしているので、ここに文章をそのまま掲載します。音楽家の意識が、自己実現のみならず、全体を思う意識に変化していったら、それこそ本当の豊かさがそこにはあるだろうと、彼女の投稿を見て思いました。是非お読み下さい。(彼女が親友である事を、心から誇りに思います♡)

以下、彼女の文章です!
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私は1年前までずっとお家賃を払い、15年ほど仕送りに頼らず、音楽のお仕事だけで全部一人で生活させて頂いていたので(これはお仕事を下さった方々や演奏会にいらして下さる方々のお陰様な有難い奇跡ですが)、今の状況の大変さ、震える様な怖さが本当に解ります。

雇用を作り出す為に何かできることはないかとずっと考えています。。また企業の経営者の方々も、今大変な方は沢山。。
 
大掛かりな本格舞台コンサートの無料配信も今広がっていますが、舞台関係者の事を考えるのなら、配信でもちゃんと有料にしたり、または寄付できる様にするべきだと思います。実際、お支払いしたいという方は沢山いらっしゃると思います。
 
少しでも収益が上げられる機会・素材があるのに、それを善意という名の元に実行しないのは(未来のために投資的展望があるのでもない場合)社会全体の事、裾野の事を本当には想像できていないのだと、いつも思ってしまいます。もしその場にお金が必要ないのなら、必要な人々に渡るように、システムを構築すれば良く。。

お金というものは、自分の為にやって来るものなのではなく、『自分の周りの人に何かをする為に頂くもの、流すもの』という意識が、教育される必要もあるのでしょうか。
プロの人でもちゃんと受けとらない人も多く。それは自分の為だと思うから受け取れない。。

もっと想像を広げて、それで後輩さんにお仕事を作ろう、と思えば受取れるはずです。
私達が持たされるものは、運や才能も含めて全て『自分のもの』は何一つなく。
 
私は本当に人を助ける人、美しい愛のある人とは、雇用・お仕事(またその訓練・習学・精神の確立)を作り出す人だと思っています。
一時的な寄付やボランティアでは、そのご家族やその将来に及ぶまでの長い目で見た継続的な支援はできません。。
 
寄付やボランティアと言うものは、最終的に人を自立させ、その雇用システムを構築する為、人を生かす為になされるべきなのだと思います。中村哲さんが実行された様に。