Lesson
自分の音を探す旅
歌うように、話すように、イントネーションを変えて、音と音の間に耳を澄まし、光と影を生み出す
一音に表情のある音を探して、立体的な響きの空間を作り上げる
【身体を合理的に、全身の連携で】
ピアノは本来、手指だけではなく、全身の連携プレーで演奏します。最も大切な要となるものは、体幹です。胴体の骨格と、それを支える筋肉(インナーマッスル)を合理的に使います。そこを軸として、肩まわりの筋肉⇒上腕⇒前腕⇒手首⇒手⇒指⇒指先という連係プレー。
下半身は丹田から股関節の繋がりを使い、地面へと安定させます。そして、手のひらの中にある細かい筋肉(主に虫様筋と骨間筋)と、前腕のインナーマッスル(骨に一番近い深層の筋肉)を合理的に使い分けます。
背中の筋肉と肩甲骨(鎖骨との連動)の動きから、腕をしならせて(トルク)手指のポジションを移動させます。
具体的な奏法を学び、身につけ、体現できるようになるにつれ、作曲家によって音色や響きの質を変える事が可能になっていきます。
細かな楽譜の読み方(読譜力)、アーティキュレーション、運指(指使い)は音楽の土台になるものです。作曲家によって求められる響きが違うので、それらは「変化するもの」という指導が早期になされる事が大切に思います。
時代の流行、楽器の構造も違います。「表現される世界が違う」と言ってもいいでしょう。使う筋肉や、腕の重さ、支えの度合いなどを変え、楽器の響きを変える技術は様々な作曲家を弾く上で必要不可欠です。
クラシック音楽は再現芸術という要素が強いので、自分がただ弾きたいように弾いてもなかなか魅力的な演奏にはならないものです。
「作曲家や作品の持つ周波数に、自分を合わせていく」という概念で向き合う事が美しいと思います。
『ショパンの奏法』
ピアノという楽器の可能性を最大限に導き出す事に徹し、歌うように滑らかに弾く事を追求したショパン。ショパン特有の奏法(腕と手のポジションetc.)があることは皆さんご存知ですか?最も顕著に表れているのは、運指「指使い」です。ショパンの運指を不思議に思った人は少なくないでしょう。それぞれの指の特性を生かした独特の運指は、指を動かすのではなく、手腕全体のポジションを鍵盤上にかぶせるようにスライドさせる奏法で成立します。
体を合理的に使う奏法、身体の構造を元にした弾き方は、脳の消費も少なく、結果として身体の負担も無くなり、耳が開いていき、音を聴く事に集中できるようになります。
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◆レッスンの特徴と料金について◆
ひとりひとりの個性や身体の状態を見ながら、手指や身体に無理がない奏法をベースに、ピアノの構造に基づいた響きの出し方をお教えします。おひとり約90分の「1レッスン制」にしています。時間をかけてインプットアウトプットを繰り返し、身体と脳と耳と意識が変わる所まで持っていきます!
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◆ 1レッスン制 ◆
90分¥8,000 (小学低中学年¥7,000)
120分¥10,000
※2022年8月に、東京都豊島区千早から、神奈川県川崎市麻生区王禅寺に転居しました。
●小田急線「新百合ヶ丘」駅よりバスで10分 (最寄りのバス停より徒歩1分)
または、
●田園都市線「あざみ野」駅よりバスで15分(最寄りのバス停より徒歩1分)
yukiho.onozawa@gmail.com
レッスンご希望の方は、簡単なピアノ歴や、音楽への想いなどをお書きの上、上記アドレスまでお気軽にご連絡下さいませ♫