背中を使って弾く
レッスンでお伝えしている事の1つが、「胸を長方形に開いて、背中から弾く」ということ。
手や手首、腕の重要性はもちろんなのですが、それらを身体にとって自然に動かす上で不可欠な存在が、肩甲骨や胸郭なんです。
①胸郭を開きます。(長方形をイメージ)
②腕は肩からではなくて、肩甲骨から動かします。
③肩甲骨から指先までの、連動で弾きます。
肩甲骨も参加させて!
背中を感じて!
などなど、その時によって声がけは変わりますが、これをやるかやらないかで、演奏が大きく変わります。
人間の骨の構造を解剖学的に見て、合理的に身体を使います。
無駄な動きや力を必要としないので、省エネです!
疲れないのに、とてもよく弾けます。
指の周りも良くなります。
音の鳴りも変わります。
ボヤけていた響きが、ピーンと立つように。
そして、ピアノと丁度良い距離ができるので、その事により自分の音が良く聴こえます。響きやニュアンス付けに集中できる感じ。
そう!そんな矢先、タイムリーにとても素晴らしい本が発売されていて、購入しましたら、レッスンでお伝えしている事がそのまま書かれており、とってもびっくり!そして、嬉しく、安心しました(笑)
「ピアノ 骨体操」で是非、ご検索を!
とってもわかりやすく解説されていますし、骨体操が気持ちいいです( ´ ▽ ` )
奏法に関しては、ちょっと疑問なところもありますが、、骨を意識する動きという意味では、とても素晴らしいと思います。
実は、この《古武術的な骨の動かし方》は、友人に動画をシェアしてもらい、一時期よく見ていました。古武術の本も買い、部屋でナンバ歩きもしてました(笑)
ピアノって、瞬発的に、細かい筋肉を繊細に使い分ける瞬間芸のような所もあります。身体の使い方という意味で。
無駄な動きをいかに減らすか。
筋肉の疲労を最小限に、瞬発的に骨をどう動かす(使う)か。
古武術の時代きたー!!٩( 'ω' )و
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